木のおもちゃナビ
おもちゃの選び方

「木のおもちゃは良いとはよく聞くけれど、何がどういいの?」
「うちの子は○才なんだけど、どんなのが楽しめるのかな?」など
木のおもちゃをいざ選ぶとなると、どんなものが良いのかよく分からないという方、 結構おられるのではないでしょうか?
ましてや出産祝いなどの贈り物の場合だとなおさら悩みますよね。
木のおもちゃの良さはまず「自然の温もり」を感じること。
生まれてすぐの赤ちゃんでも、手触りや香り、味(舌触り?)など五感を使って木の温もりを感じることができます。
そして「1対1」ということ。
電動のおもちゃや、TVゲームなど、1回ボタンを押すだけで「10」や「100」の反応が返ってきて、 現実以上の世界を
感じることができますが、木のおもちゃは違います。
1つの動作に対する反応は必ず「1」。
木のおもちゃは勝手には動いてくれませんので、子どもと木のおもちゃが「対等」に向き合うことができるのです。
ここでは色々な角度から木のおもちゃを見比べて頂いて、 お子様にピッタリのおもちゃを見つけられるお手伝いができたら・・・、 そんな想いで「木のおもちゃの選び方」を作りました。
月齢別・年齢別でオススメのおもちゃをご紹介しておりますので、お選びの際のご参考にして頂ければ幸いです。
新生児~6ヶ月頃まで はじめてのおもちゃ
この頃の発達のようす
生まれて間もないころは、視力が0.02前後(個人差はあります)で、まだボヤーっとしか見えていません。 2~3カ月もすれば、30cm位先のものは追視ができるようになり、色が鮮やかではっきりしたものなら見分けらるようになります。 聴覚は既に完成しており、おなかの中ではお母さんの声がしっかりと聞えています。 また、動くものに対して手を伸ばして取るしぐさをしたり、反射的にものをつかむのもこの頃の特徴です。 4ヶ月頃に首が完全にすわると視野が大きく広がり、目に見える景色は二次元から三次元へ。 自分の手足やおもちゃなどをしゃぶったりなめたりし、おしゃぶりが大活躍する時期です。 |
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この頃からの遊び・おもちゃ(新生児~6ヶ月頃まで)
・だっこ・語りかけ(これが最高のおもちゃですね)・モビール
・おしゃぶり・がらがら
・ベビージム など
![]() かわいいリンゴの形をしたベビーラトル |
![]() かわいいキャラクターのドイツ製おしゃぶり |
![]() 赤ちゃんが絶対喜ぶおもちゃ5点セット |
6ヶ月~12ヶ月頃まで ハイハイ・おすわりの頃
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この頃の発達のようす
おすわりができるようになると、両手を自由に使えるようになります。 おもちゃを両手で持って遊んだり、右手から左手に持ち替えたりと、遊びにバリエーションが増え、 小さなものをつまむなど指先を使う遊びもできるようになります。 またハイハイができるようになると、自分で好きなところに移動でき、探究心がドンドン芽生えてきます。 叩くと音が出る事を認識に、なんでも叩きたがるのはこの時期の特徴です。 |
この頃からの遊び・おもちゃ(6ヶ月~12ヶ月頃)
・ラトル(歯がため)・プルトイ・プッシュトイ
・音がするおもちゃ
・持ちやすい積み木 など
![]() 動かすと「トトロ」のオルゴールが流れます |
![]() 赤ちゃん用のすべすべで角が丸いヒノキの積み木 |
![]() かわいいキリンさんのルーピングトイ |
1歳頃から つかまり立ち・ひとり歩きの頃
この頃の発達のようす
つかまり立ちができるようになると、視点がグンと高く、視野が一気に広がります。 歩けるようになると、身体全体を使った動作ができるようになります。 ものを投げたり転がしたり積んだりと、指先を使った様々な遊びが楽しめるようになります。 自分以外の人に興味を持ち始め、大人の真似をしたり、大人の使っているものを欲しがったりするのもこの頃からです。 大きさや形の違いを見分けられ、またクレヨンなどでなぐり書きもできるようになります。 またこの頃から、「ママ」「パパ」「ブーブー」など意味のある言葉を話せるようになります。 |
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この頃からの遊び・おもちゃ(1歳頃~)
・ハンマートイ(叩くおもちゃ)・パズル・ブロック
・スロープおもちゃ
・ミニカー など
![]() お花畑をモチーフにしたスロープおもちゃ(クーゲルバーン) |
![]() PLANTOYS 3色のボールのハンマートイ |
![]() 入れ子になった紙製の知育パズル |
2歳頃から 赤ちゃん卒業の頃
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この頃の発達のようす
この頃から反抗期が始まります。 自我が芽生え、親の言うことを聞かなくなったり、友達とけんかしたり、「イヤ!」という言葉を多用し、親の手を焼かせるのもこの時期からです。 運動能力はより一層発達し、身体を使った遊びや外遊びが増えてきます。 三輪車遊びや砂遊びなど活発に動き回り、この時期は不意に怪我をしやすいので注意が必要です。 おうちのお手伝いをすることに興味を持ちだすのがこの頃ですので、簡単な事から任せてあげましょう。 そしてうまくできたら良く褒めてあげて下さいね。 |
この頃からの遊び・おもちゃ(2歳頃~)
・型はめおもちゃ・乗用玩具・三輪車
・汽車・レール
・ごっこ遊び など
![]() かわいい5匹のワンちゃんが乗ったバスおもちゃ |
![]() 2人で遊ぶ対戦型の木製もぐらたたきゲーム |
![]() ポプリの森オリジナルの卓上キッチン |
3歳頃から 集団デビューの頃
この頃の発達のようす
身体能力が発達し、ボールを投げたりけったりすることも上手になります。 階段を一人で登り降りできるようになり、服やパジャマの着脱を自分でしたがります。 また物事への探究心も高まり、「どうして?」「何で?」など質問攻めしてくるので、ひとつひとつ優しく丁寧に答えてあげる事が大切です。 指先も器用になり、ハサミを使えたり、お絵かきや折り紙、ビーズ通しなどを楽しむことができます。 想像力も豊かになって、積み木でおうちやお城、電車や車などさまざまのものを表現するのもこの時期です。 話せる言葉も格段に増え、子どもたちや大人とコミュニケーションを取れるようになります。 |
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この頃からの遊び・おもちゃ(3歳頃~)
・幼児用楽器・積み木
・ままごとセット
・簡単なカードゲーム など
![]() シンプルな積み木が子どもの想像力や発想力を養います。 |
![]() きれいな音色と正確な音程で子どもの音感を養います。 |
![]() 遊びながら力加減を学び、向上心を養います。 |
4歳頃から
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この頃の発達のようす
心身共に著しく成長し、コミュニケーション能力が飛躍的に発達します。 記憶力も高まり、集団での遊びができるようになってくると、トランプなどの規則性を持った遊びや勝敗を決めるゲームを大人と一緒になって遊べるようになります。 また読み書きへの興味も高まり、ひらがなや数字など遊びの中で学んでいきます。 曜日や日時などを理解できるようになり、過去・現在・未来を表す言葉を使い分けることができます。 |
この頃からの遊び・おもちゃ(4歳頃~)
・着せ替え人形・みんなで楽しむゲーム
・複雑な造形積み木
・折り紙・粘土 など
![]() 造形しやすいように1種類の板で構成された積み木 |
![]() 集中力を養えるドイツ製の木製迷路ゲーム |
![]() 自分だけの迷路を作って想像力を養えます |
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おもちゃのお手入れ

木のおもちゃって壊れにくく長持ちするって一般的に言われていますよね。
でもきちんとお手入れをしないと、木のおもちゃでも傷んできます。
子どもが使うものです。マメなお手入れで清潔に保って頂きたいと思います。
ここでは、木のおもちゃの簡単にできるお手入れ方法をご紹介いたします。
お手軽なお手入れ方法とは?
▼木のおもちゃの一番の大敵は湿気です
木の特性上、湿気を含んだままで保管しておくと、カビが発生する場合があります。
特に赤ちゃんが遊ぶおしゃぶり・がらがらなどは、どうしても湿りがちになりますので、
使用後は水分をよく拭き取ってから、陰干乾燥をして下さい。
カビの発生を防ぐためにも、赤ちゃんが次また気持ちよく遊ぶためにも、お手入れをマメに行って下さいね。
▼おうちにあるタオルなどでお手入れできます
軽い汚れの時は、乾いた布やタオルで拭き取ってください。 汚れが強い場合、お湯を湿らせた布やタオルを固く絞って、汚れを拭き取った後、日陰でしっかりと自然乾燥をして下さい。
ひび割れの原因となりますので、直射日光での乾燥は避けて下さい。
▼黒ずみにはサンドペーパーを!
無垢材のおもちゃを長い間使っていると、手垢などによって、徐々に黒ずんできます。
これは、子どもたちがそのおもちゃで遊んできた歴史であり、考えようによっては「いい味が出てきた」とも言えますよね。
でも気になる場合は、サンドペーパー(紙やすり)を使うとビックリするくらいきれいになります。
サンドペーパーには粗目~細目までいろんな種類(番号)がありますが、木のおもちゃのお手入れには、240番くらいが適当かと思います。
サンドペーパーをかけた後は、よく粉を落とし、固く絞った布やタオルで拭いてから、よく乾燥させて下さい。
※塗装を施された(色つき)おもちゃは、塗装が落ちますのでヤスリ掛けはしないで下さい。
▼壊れてしまっても
軽微な破損でしたら、市販の木工用ボンドでかんたんに修復できます。
その際、ボンドは多めにつけて下さい。(ボンドが少なかったら接着力が弱まります)
ボンドが乾いたら、はみ出た部分をヤスリ掛けして頂ければ、きれいになります。
木のおもちゃは自然の恵みです。
マメなお手入れで、木のおもちゃを末長く愛用してあげて下さいね!
おもちゃのマーク
おもちゃの外箱などには、よく見かけるマークがついています。
CEマークやSTマークがそれに当たります。
「このマーク何のマークなんだろう?」「どういう意味があるの?」
なんとなく見覚えはあるけど、どういう意味のものかわからないっていう方が大半ではないでしょうか。
ここでは、おもちゃについている代表的なマークをご紹介いたします。
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CEマークについて
CEマークとはフランス語の「欧州共同体」の略で、「該当する全ての条件をその製品が満たしている」と、第三者機関である『公認適合証明機関等』が認証したことを示す安全基準マークです。 玩具に対して、1988年に「EN71」という規定が発行され、使用目的や対象年令、大きさや形状、塗料・強度など、あらゆる角度からおもちゃの安全性について、細かな検査項目を定められています。 ・形状:球体の直径、ヒモの長さと直径。 ・強度:接着剤接続部分、牽引に対するヒモの強度 ・塗料:溶解度不燃性仕上げのラッカー成分などCEマークは世界で最も信頼度が高い安全基準と言われており(日本のST基準よりも厳しい)、 CEマークを取得した製品は日本製の検査が免除されています。 ポプリの森で扱っているおもちゃの多くに、このCEマークが付いています。 CEマークがついたおもちゃの中には、始めから箱に色移りしていたり、こすると色が取れたり、赤ちゃんが口に入れているうちに色が落ちてしまうものもございます。 これは食紅など口に入っても安全で無害な水性着色料を使用しており、CEで厳しく規定されているためです。 |
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STマークについて
日本玩具協会が定める安全基準(ST基準)であり、日本で販売されるおもちゃの安全性を高めるために、1971年に制定されました。 その基準をクリアした玩具には、STマークがつけられています。 14才までの子供が遊ぶおもちゃが対象で、大きく分けて「機械的安全性・可燃安全性・化学的安全性」の3つの検査項目を設けています。 ・先端テスト:おもちゃの先端が尖っていないか? ・通過テスト:子供の喉に詰まらせる大きさではないか? ・可燃性の検査:燃えやすい素材を使用していないか? ・化学的特性の検査:有害物質(鉛・水銀)が使われていないか?など、実際に子供たちに危険がないものかを細かく検査されています。 STマークのついたおもちゃは、「安全面について注意深く作られたおもちゃ」として、業界が推奨しています。 |
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シュピールグートについて
シュピールグートは、ドイツ語で「良い遊び」という意味で、「オレンジマーク」と呼ばれています。文字通り、オレンジ色のマークですよね。 戦後のドイツで作られた「子供の遊びと玩具審議会」によって推奨されるおもちゃにつけられています。 審議会には教育者・デザイナー・医師・科学者など、直接玩具業界とは関係のない人たちや、実際におもちゃで遊ぶ子供たちのご両親などで構成されており、専門家による審査と、家庭での使用テストに合格した玩具のみがこのオレンジマークを取得できます。 主な審査内容としては、 ・対象年齢 ・想像力 ・周囲の世界の体験 ・あそびの多様性 ・素材と加工法 ・デザイン性 ・形と色 ・数と量 ・大きさと重さ ・構造・仕掛け ・耐久性 ・安全性 ・環境エコロジー ・価格 など、多岐にわたります。 そして電子部品を使用したものや、決まった遊び方しかできないようなおもちゃは認定されません。 あくまでシンプルで、子供たちの想像力によって遊びに広がりを持てるようなおもちゃが選ばれています。 「ポプリの森」で取り扱う木のおもちゃは、オレンジマークが付いていても、付いていなくても、安心安全で多様性のあるものばかりです。 あとは、お客様自身の判断基準でじっくりお選び頂ければと考えております。 |