木のおもちゃナビ
おもちゃのマーク
おもちゃの外箱などには、よく見かけるマークがついています。
CEマークやSTマークがそれに当たります。
「このマーク何のマークなんだろう?」「どういう意味があるの?」
なんとなく見覚えはあるけど、どういう意味のものかわからないっていう方が大半ではないでしょうか。
ここでは、おもちゃについている代表的なマークをご紹介いたします。
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CEマークについて
CEマークとはフランス語の「欧州共同体」の略で、「該当する全ての条件をその製品が満たしている」と、第三者機関である『公認適合証明機関等』が認証したことを示す安全基準マークです。 玩具に対して、1988年に「EN71」という規定が発行され、使用目的や対象年令、大きさや形状、塗料・強度など、あらゆる角度からおもちゃの安全性について、細かな検査項目を定められています。 ・形状:球体の直径、ヒモの長さと直径。 ・強度:接着剤接続部分、牽引に対するヒモの強度 ・塗料:溶解度不燃性仕上げのラッカー成分などCEマークは世界で最も信頼度が高い安全基準と言われており(日本のST基準よりも厳しい)、 CEマークを取得した製品は日本製の検査が免除されています。 ポプリの森で扱っているおもちゃの多くに、このCEマークが付いています。 CEマークがついたおもちゃの中には、始めから箱に色移りしていたり、こすると色が取れたり、赤ちゃんが口に入れているうちに色が落ちてしまうものもございます。 これは食紅など口に入っても安全で無害な水性着色料を使用しており、CEで厳しく規定されているためです。 |
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STマークについて
日本玩具協会が定める安全基準(ST基準)であり、日本で販売されるおもちゃの安全性を高めるために、1971年に制定されました。 その基準をクリアした玩具には、STマークがつけられています。 14才までの子供が遊ぶおもちゃが対象で、大きく分けて「機械的安全性・可燃安全性・化学的安全性」の3つの検査項目を設けています。 ・先端テスト:おもちゃの先端が尖っていないか? ・通過テスト:子供の喉に詰まらせる大きさではないか? ・可燃性の検査:燃えやすい素材を使用していないか? ・化学的特性の検査:有害物質(鉛・水銀)が使われていないか?など、実際に子供たちに危険がないものかを細かく検査されています。 STマークのついたおもちゃは、「安全面について注意深く作られたおもちゃ」として、業界が推奨しています。 |
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シュピールグートについて
シュピールグートは、ドイツ語で「良い遊び」という意味で、「オレンジマーク」と呼ばれています。文字通り、オレンジ色のマークですよね。 戦後のドイツで作られた「子供の遊びと玩具審議会」によって推奨されるおもちゃにつけられています。 審議会には教育者・デザイナー・医師・科学者など、直接玩具業界とは関係のない人たちや、実際におもちゃで遊ぶ子供たちのご両親などで構成されており、専門家による審査と、家庭での使用テストに合格した玩具のみがこのオレンジマークを取得できます。 主な審査内容としては、 ・対象年齢 ・想像力 ・周囲の世界の体験 ・あそびの多様性 ・素材と加工法 ・デザイン性 ・形と色 ・数と量 ・大きさと重さ ・構造・仕掛け ・耐久性 ・安全性 ・環境エコロジー ・価格 など、多岐にわたります。 そして電子部品を使用したものや、決まった遊び方しかできないようなおもちゃは認定されません。 あくまでシンプルで、子供たちの想像力によって遊びに広がりを持てるようなおもちゃが選ばれています。 「ポプリの森」で取り扱う木のおもちゃは、オレンジマークが付いていても、付いていなくても、安心安全で多様性のあるものばかりです。 あとは、お客様自身の判断基準でじっくりお選び頂ければと考えております。 |