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15年目の春に思うこと ――木のおもちゃがもたらす効果について

電話のおもちゃで遊ぶ3歳当時の息子

3歳でポプリの森のモデルだった息子(長男)が、東京大学へ進学しました。

ポプリの森店長の中島です。
久しぶりのブログで恐縮です😅

木のおもちゃ専門店「ポプリの森」は、2011年に創業して、おかげさまで今年で丸15年となりました。

創業当時、長男はまだ3歳。幼稚園に通う、ごく普通のやんちゃな男の子でした。
(上の画像で電話のおもちゃの子どもが息子です)
当時のポプリの森は、今よりもずっと小規模なお店で、商品ページの撮影もすべて手探り状態🤐
そんな中、自然とモデル役をしてくれていたのが息子でした🤹

木のおもちゃを手に取り、夢中になって遊ぶ姿。
笑った顔、考え込む顔、真剣な眼差し。

そのどれもが、ポプリの森の商品ページに温かさを添えてくれました☺️
現在も販売している商品の中には、3歳だった息子が実際にモデルとして写っているものもあります。
今見返すと、とても懐かしく、まるでポプリの森と一緒に成長してきた存在だなあと感じます。

モデル画像


そして2026年の春。
その息子が地元の公立高校を卒業し、大学へ進学しました。

進学先は、東京大学文科三類🗼

親としてもちろん飛び上がるほどに嬉しい気持ちです。
ですが今回このブログでお伝えしたいのは、「東大に合格した」という結果の話ではありません。

本当に伝えたいのは、その土台となった幼少期の“遊び”についてです。


勉強ができる子に必要なのは「考え続ける力」


東大合格と聞くと、

「もともと頭が良かったんでしょう?」
「特別な教育を受けていたのでは?」

と思われることもあります。

ですが親としてずっと見てきた中で感じるのは、息子は決して“天才型”ではありませんでした。

むしろ、
・ 分からないことをそのままにしない
・ 納得するまで調べる
・ 何度失敗してもやり直す
・ コツコツ積み上げる
・ 自分で分析して改善する

そんな“探求型”の子だったと思います。

高校時代には大好きだった部活動も、高校2年の夏で退部しました。

決して嫌になったわけではありません。
東大受験に本気で挑戦するため、自分自身で決断したのです🏫

そこからは完全に受験勉強へマインドを切り替え、毎日淡々と努力を積み重ねていました。

周囲が遊んでいる時も、焦ることなく自分の課題を分析し、必要な勉強を積み重ねていく。

親から見ても、その集中力や忍耐力には驚かされました。

では、その力はどこで育まれたのか。

私はやはり、幼少期に触れてきた「木のおもちゃ」の存在が大きかったのではないかと思っています。


木のおもちゃに囲まれて育った幼少期


ポプリの森は木のおもちゃ専門店です。
当然ながら、家の中にはいつも木のおもちゃがありました。

赤ちゃんの頃はガラガラ。
少し大きくなると積み木。
パズル、型はめ、楽器玩具、ごっこ遊び、スロープトイ……。

息子は本当にたくさんの木のおもちゃに触れて育ちました。

木のおもちゃの魅力は、単なる「知育」だけではありません。

木のぬくもり。
優しい音。
天然木の香り。
手に伝わる重みや感触。

それらが子どもの五感を優しく刺激し、感性や情緒を育ててくれます。

木のおもちゃで遊んでいる子どもたちは、とても穏やかな表情を見せます☺️

カチカチと積み木を重ねる音。
木玉が転がる心地よい音。
手のひらに伝わる木の感触。

木のおもちゃには、不思議と人の心を落ち着かせる力があります。
デジタル機器や動画コンテンツが溢れる現代だからこそ、木のおもちゃの価値はさらに大きくなっているように感じます。
すぐに刺激を与えるのではなく、子ども自身が主体的に遊びを作っていく。
それが木のおもちゃの大きな特徴です。

最近のおもちゃは、ボタンを押せば音が鳴り、自動で答えを教えてくれるものも多くあります。
もちろんそれらにも良さはあります。
ですが木のおもちゃは違います。
自分で考えなければ遊びが始まりません。
だからこそ、

「どうしたらうまくいくんだろう?」
「こうしたらどうなるかな?」
「次は違うやり方を試してみよう」

という、“考える力”が自然と育っていきます。


特に夢中になっていた「トンネルキューブ」


そんな数ある木のおもちゃの中でも、息子が特に夢中になって遊んでいたのが、

Mtoysアトリエ  トンネルキューブ」でした。

木工作家・松島洋一氏による作品で、「玉の道」や「マーブルラン」と呼ばれるタイプの木のおもちゃです。
自由にコースを組み立て、木玉を転がして遊びます。
一見シンプルなおもちゃに見えるかもしれません。
ですが、実際に遊んでみると驚くほど奥が深いのです。

外からは見えない内部の通路を想像しながら、

・ どこにつながっているのか
・ どんな順番で置けば転がるのか
・ どの角度ならうまく進むのか

を考えて組み立てていきます。
つまり遊びながら自然と、

・ 空間認識力
・ 論理的思考力
・ 集中力
・ 想像力
・ 試行錯誤する力

が鍛えられていくのです。

トンネルキューブで遊ぶ息子


3歳だった息子は、何度も何度もコースを作り直していました。
うまく転がらないと、「なんでだろう?」と考える。
少し置き方を変えて、また試す。
成功すると目を輝かせる。

その繰り返しです。

今振り返ると、あの時間そのものが、現在の「考え抜く力」の土台になっていたように思います。


藤井聡太棋士の「キュボロ」と共通するもの


将棋の藤井聡太さんが幼少期に遊んでいたことで有名になったスイスの木のおもちゃ「キュボロ」。
これもトンネルキューブと同じように、見えない道を想像しながらビー玉を転がして遊びます。
空間認識力や論理的思考力を育む知育玩具として、世界中で高く評価されています。

もちろん、「このおもちゃで遊んだから東大に行けたり天才棋士になれる」という単純な話ではありません。
ですが、
・ 自分で考える
・ 仮説を立てる
・ 試してみる
・ 失敗する
・ また工夫する

という経験を、幼少期から“遊び”として自然に積み重ねられることは、子どもの成長にとって非常に大きな意味があると思います。
勉強でも仕事でも人生でも、本当に大切なのは「答えを覚える力」ではなく、「考え続ける力」なのかもしれません。

木のおもちゃには、その土台を育てる力があります。


木のおもちゃは「心」を育てる


「木のおもちゃ=知育玩具」という認識は間違っていないです。
ですが私は、木のおもちゃの本当の価値は、それだけではないと思っています。
木のおもちゃは、“心”を育ててくれます。
積み木ひとつでも、
今日はお城になり、明日は動物園になり、次の日は電車になる。

決まった遊び方がないからこそ、子ども自身の想像力が広がっていきます。
そして、自分で工夫した遊びには達成感があります。
うまくいかなかった時も、「もう一回やってみよう」と思える。
その積み重ねが、自己肯定感や忍耐力につながっていくのだと思います。

さらに木のおもちゃは、遊ぶ時間そのものを穏やかにしてくれます。

電子音ではなく、木と木が触れ合う優しい音。
デジタルではなく、人の手を使う遊び。

そこには、どこか安心感があります。

親子で一緒に遊ぶ時間も自然と増えます。
木のおもちゃは、単なる道具ではなく、「家族の時間」を作ってくれる存在でもあるのです。


ポプリの森が15年間伝え続けてきたこと


15年前、3歳だった息子。
ポプリの森の商品ページで木のおもちゃを夢中で遊んでいたあの子が、今は東京で新しい人生を歩み始めています🗼

もちろん、ここまで来る道のりは本人の努力そのものです。
ですが親としては、幼少期にたくさんの木のおもちゃに触れ、自由に遊び、考え、工夫してきた時間が、今の彼の土台になっていると強く感じています。

木のおもちゃには、すぐに数字で見えるような効果はないかもしれません。

ですが、
・ 集中する力
・ 考える力
・ 想像する力
・ 感じる力
・ やり抜く力

そういった“生きる力”を、ゆっくり、やさしく育ててくれます。

だからこそ私たちは、15年間ずっと木のおもちゃを届け続けてきました。
ポプリの森には、赤ちゃん向けのガラガラから、積み木、パズル、ごっこ遊び、スロープトイまで、たくさんの木のおもちゃがあります。
それぞれに違った魅力があり、子どもたちの成長に寄り添ってくれます。

そしてその中でも、もし「考える楽しさ」を体験できるおもちゃを探しているなら、私はやはりトンネルキューブをおすすめしたいと思います。

遊びながら、自然と頭を使う。
夢中になって試行錯誤する。
成功した時の喜びを味わう。

その経験は、きっと子どもの未来につながっていきます。

これからもポプリの森は、子どもたちの未来に寄り添う木のおもちゃを、一つひとつ大切に届けていきたいと思います。

そしてもし、
「子どもにどんなおもちゃを選べばいいんだろう」
と迷われている方がいれば、ぜひ一度、木のおもちゃの世界に触れてみてください。

そこには、デジタルだけでは得られない、“本物の遊び”があります。

東京大学にて


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